学生時代から苦手にしていると、元素記号や複雑な計算式が登場する化学は大人になっても苦手意識が強いかもしれません。
社会に出てから使われるシーンも、工場や研究所など一部の場所に限られていると考えがちで、苦手意識もあり自分にとっては無縁な存在と思うでしょう。
しかし実際には、日常生活の中に溶け込み身近な場所で使われています。
たとえばさまざまなおもちゃや日用品に含まれている可塑剤は、立派に化学物質の一つです。

お庭に水を撒くときに使用する散水用のホースにも使われており、もし可塑剤を使用せずホースを製造すると、簡単に曲げられず水を撒くときにも苦労するでしょう。
ホースやおもちゃなどさまざまな製品に含まれている可塑剤は、弾力性と耐候性を高める効果があります。
プラスチックやゴムの分子間で潤滑剤のような働きをするために、ホースには弾力が出てカント案に曲げられます。
おもちゃにも弾力性をもたらし壊れにくくなるなど、一般の人が当たり前に思っている重要な効果をもたらしてくれるのが可塑剤です。
可塑剤の他にも日常生活に溶け込んでいる身近な化学はいくつもあり、病院や公共機関で使われる消毒剤も挙げられます。
消毒剤は微生物のタンパク質構造を変化させる作用があり、ウイルスやバクテリアなどの菌を殺菌するのに効果的です。
そのため医療機関では当たり前のように使われていますし、飲食店でも従業員が手を洗うために使ったり設備を殺菌するために使ったりと、活躍する場面は数え上げられないほど多数です。
もし消毒剤がなかったら病原菌が蔓延して衛生状態は最悪になり、パンデミックが起きる可能性は高いでしょう。
感染症対策だけではなく寄生虫対策としても使われており、人間が健康的で安全な生活をしていくためには、絶対に必要な存在が消毒剤です。
可塑剤や消毒剤の他にも蚊取り線香などの防虫剤なども化学を元に作られており、人間が日常生活を行っていくためには絶対に必要な存在です。
大人になって元素記号や数式などを目にしなくなると、自分の生活とは無関係な存在になったと感じるかもしれません。
しかし実際には日常生活のさまざまな部分に溶け込み、当たり前のように使われ人間の生活を支える重要な存在になっています。
生活の中に溶け込み身近な存在になっている化学製品や物質について知れば知るほど親しみが持てるようになり、今までのように苦手意識を持たなくなるかもしれません。