酸にはどんな特質があるでしょうか。文字通りすっぱい味がして、亜鉛やマグネシウムと反応して水素を発生することができます。他にも塩基を中和する特質があります。ではリトマス紙で検査をするとどうなりますか。青色のリトマス紙が赤くなります。一方で塩基は苦味があり、触るとぬるぬるしています。酸を中和する働きがあることも特徴です。酸は水に溶けたあとに水素イオンを発生し、塩基は水酸化物イオンが発生するというのが定義です。有名な化学者はこれらの定義を拡大して適用し、水溶液以外にも拡張しました。

酸・塩基・pHについて

酸は水素イオンを与える物質で、塩基は水素イオンを受け取る物質というものです。これらは事実であり、観察と計算によって得た結論と言えます。どんな物質もpHを測ることで実態を知ることが可能です。どの物質も研究には欠かせないリソースです。地球上に存在するはあらゆるものは、絶妙なバランスで存在しています。例えば大気は生命の存在に欠かせないものです。大気には窒素などが含まれており、その割合が少しでも変化すると生態系に影響を及ぼします。CO2の排出を抑えるべきなのはそのためです。CO2は決して邪魔者ではありません。植物の餌ともいうことができます。植物はそれを取り入れてきれいな空気を与えてくれます。生命が相互に依存しあっていることに気がつくでしょう。

さらには、海の中も同様に複雑な仕組みになっています。水が入った水槽をそのままにしておくならどうなりますか。空気が入らないため、水は腐敗してしまいます。ではなぜ海の水は腐敗しないのでしょうか。海流が発生することで動いているからです。それはあたかも誰かが動かしているかのようです。海流が発生する仕組みも驚嘆させられます。地球は惑星の中で唯一無二の存在です。地球のような惑星はいまだに発見されていません。太陽からの距離は生命の存在に最適です。

地球の地軸も、大きさもそう言えます。とても偶然にできたとは考えられません。ある人はこのことをたとえて、バケツに入ったペンキを壁に打ちかけることに似ていると言いました。壁に描くのではなく、水をまくようにしてペンキをかけるならどうなりますか。とても芸術的で素人にはわからない、絵が完成します。ペンキが地図や意味のある絵画を描くことは決してありません。地球や生命が偶然にできたというのもそれと同じです。何億年かけて何もないところから生物が発生したということは神話のようです。