よく歯磨き粉や医者で耳にするのがフッ素です。フッ素は実際に歯を強くし、虫歯 治る効果がありますが、なぜフッ素で虫歯 治るのかがわからない場合も多いのが現状です。逆に体に良い成分なのか不安に感じることも多く、中には反対する人もいるほどです。様々な情報が行きかっているため使用するのに躊躇してしまうこともありますが、少しの量であれば問題がないことが分かっており、過剰摂取をしない限り健康に害を及ぼすことはありません。

身近な科学:フッ素が歯磨きに使われる理由とは

フッ素と聞くと怖いイメージが定着していますが、フッ素 歯磨きで使用しているのはフッ素ではなく、フッ素分子と他の元素が結びついた、フッ素化合物です。身近な科学になりますが、フッ素分子ではなくフッ化物イオンが遊離し、フッ化物などの物質が含まれた化合物になります。注目されたのは1900年代のことであり、アメリカの医師が見つけ出しました。取り入れられたフッ化物は、細菌などに対して作用をしたことがわかり、フッ素 虫歯予防という図式が出来上がったのです。

フッ素が虫歯の予防になるのは、初期虫歯を修復し、さらに歯から溶け出したカルシウムなどが再び戻ろうとする作用である再石灰化を助けて修復を促していきます。また取り込まれることによりエナメル質が強くなり、酸に溶けにくい状態にすることができます。エナメル質が強くなるだけでなく再石灰化も助けるのは、フッ素のみであり、科学の力ともいえます。

なお子供の場合顎の中で作られている時期ですが、この時期にフッ素 歯磨きを摂取してしまうと影響を及ぼすことがあります。3歳まではごく少量、6歳から14歳では通常の量と定められており、多く使用したからと言って虫歯 治るとは限りません。歯磨き粉を多く使用しても改善にはつながらないので、多く使用しないようにすることが大切です。

なおフッ素に関しては数多くの研究によって科学的根拠が認められており、実際に使用してみても副作用や障害が起きたという報告も出ていないのが現状です。適量を使用することにより虫歯 治る効果だけでなく予防にも寄与し、健やかな状態を保つことができるので、定期的な使用が求められます。

以外に科学は身近であり、フッ化物イオンが遊離するということが起きて守られています。医者でも推奨されており、小さいうちから塗布することにより強くなっていくので、安心して使用すると良いでしょう。フッ化物を利用した方法は世界的にも認められており、最も科学的根拠が高い予防法と言えます。